東俊一 情报学研究科教授、許芳源 中国?煙台大学講師、小林孝一 北海道大学教授、山口順之 東京理科大学教授らからなるグループは、スマートグリッドの調整力として期待されるデマンドレスポンスの実施診断技術として、節電未達の参加者を検出するためのアルゴリズムの性能を従来比10倍以上に引き上げることに成功しました。
近年、世界各国で再生可能エネルギーが大量导入されていますが、その発电量は気象条件に左右されるために、见込んだ発电量に満たないことがあります。それを补う调整力として期待されているのがデマンドレスポンスと呼ばれる节电プログラムです。デマンドレスポンスには様々な形态がありますが、契约型と呼ばれるものでは、あらかじめ割り当てられた节电量が未达となる需要家が现れると所期の调整力にはなりません。そのため节电未达者が现れた场合にはそれを是正する必要があり、高速かつ正确に节电未达者を検出する方法が求められています。これまでにその方法が开発されてはいましたが、必要となる情报取得(スマートメーターの検针)の回数の点で満足できるものではありませんでした。本研究では従来法に比べ情报取得の回数が1/10以下となることが期待できる方法を开発しました。これにより、本技术の実用化への道筋が见えてくることになります。
本研究成果は、2024年10月30日に、国際学術誌「International Journal of Electrical Power and Energy Systems」に掲載されました。

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【书誌情报】
Fangyuan Xu, Shun-ichi Azuma, Koichi Kobayashi, Nobuyuki Yamaguchi, Ryo Ariizumi, Toru Asai (2024). Default detection in demand response based on block-sparse structure. International Journal of Electrical Power and Energy Systems, 162, 110304.